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本当にただの日記

1224-クリスマスイブ

もっと小市民の日々の記録としての日記が書きたいと思いながらも、複雑さや強度を求めてしまうのはある種の貧乏性なんじゃないか?と思いつつ日記を書きます。

クリスマスイブの日。
我が家は誕生日を重視してクリスマスは軽いプレゼントを送り合う風習になっている。さっそく旦那にプレゼントを渡す。今年はこれというものが思い浮かばなくてキールズのハンドクリームとリップクリームのセットにした。
旦那からは燕の巣と白木耳のジュレをもらった。私が最近肌荒れが治らないと嘆いていたから買ってきてくれたそうだ。旦那、「欲しいけど自分では買わないもの」の見極め精度が年々上がっていてすごい。私のプレゼントがかなりなんの変哲もないベタ中のベタみたいなセレクトだったのでなんとなく申し訳なく感じる。喜んでたからまあいいか。

後で「クリスマスプレゼントってクリスマスに渡すものじゃないっけ?」と訊かれて、「その通りなんだけど早くあげたくなったからあげちゃった」と白状した。プレゼントって用意したらさっさと渡したくなりませんか?ずっと気にかけている状況が嫌で早く手放したくなってしまう。

旦那がコーヒーを淹れてくれて、おととい届いた六花亭の詰め合わせからマルセイバターサンドとおふたりでを朝食がわりに食べる。おふたりで、すっごく久々に食べたけど美味しい。まあ六花亭は全部美味いんだけど。早く大平原を食べたいな。

昼ごろ、ユニクロに行ってヒートテックを買う。近くのチェーンのイタリアンで昼食。旦那が、後ろの席に叔母がいるかもと言い出したから緊張感が走ったけど(仲が悪いわけではないがそういう時って緊張感走りませんか?)人違いだったらしい。確かに横顔がちょっと似ていた。ピサとパスタをシェアしようということになり、ピザは燻製大山鶏とサラダほうれん草のチーズソース、パスタは真鱈のコンフィのトマトソースを選ぶ。どちらも存外に美味かった。あと思いの外多かった。重い腹を抱えてスーパーへ買い出しに。

クリスマスなのでそれっぽい食卓にしようと食材を買う。野菜売り場で(今のうちに三つ葉を買っておかないと法外な値段になるんだった)と思い出してカゴの中へ。これは数年前にオモコロの原宿さんが言っていてなるほどと思った生活の知恵だ。ついでに黒豆やなるとやそばなど同じく価格が上がるものを買っておく。

車で家に帰りながら、刃牙の家の落書きで何が好きかという話で盛り上がっていた。ちなみに私は「月夜のばんばかりじゃねえゾコラ」です。そもそも「月夜ばかりと思うなよ」という古典的脅し文句が文学的で好きだし、リズムがいいし、「晩」が平仮名なところも好き。旦那は「バクゲキして下さいココ」だそうです。裏側じゃん。マニアックだな。でも他人任せなところがいいよね。みんなは何が好き?

一度家に帰ってケーキを取りに行く。毎年予約している近所のケーキ屋へ。今年はピスタチオのムースが入ったレアチーズケーキ。私が果物アレルギーなので食べられるケーキが限られていて申し訳ない。

再度帰宅するとちょうど有馬記念の時間だった。TLが盛り上がっていたし、堀さんのコラムで内川さんに喩えられていたドウデュースを応援したかったので観てみる。上手くいきすぎなほど鮮やかに勝ってくれたので気持ちがよかった。
中高生の頃アンタッチャブルのファンだったので毎週うまッチを観ていたし、その当時は競馬中継も観たりしていたんだけど、ギャンブルを全くしないので今年麻雀に触れるまですっかり忘れていた。馬が走ってるのを見るのは好きだから来年は競馬場行ってみたいな。M-1敗者復活戦でしか競馬場に行ったことがない。

旦那と分担して夕食の準備をして、ビーフシチューを煮込んでいる時間で風呂を済ませた。これはいっぱい酒を飲むためのライフハックである。

風呂からあがって仕上げをして、夕食。メニューはビーフシチュー、ガーリックトースト、春菊と生ハムのサラダ、真鯛カルパッチョ、パプリカのマリネ。それぞれは割といつも通りのメニューだけどちょっといい素材を使ってみた。
毎年クリスマスっぽい映画を流しながら食べることが多いんだけど(大体ホームアローン)今年はグレムリンを観た。全編通して観るのはかなり久しぶり。今観てもよくできてるなーと思う。SF、キャラもの、アクション、ホラー、ギャグ、どのパラメータも満遍なく高いのがすごいんだよな。子どもの頃は大層怖かったけど、大人になって観るとグレムリンも大概かわいいな!あの不気味さと可愛さの絶妙なバランスなんなんだろ…。そしてギズモは相変わらずとっても可愛かったです。ギズモ、世の中のキャラクターでも5本の指に入るくらい好き。かわいいがすぎる。

M-1は令和ロマンが優勝したんだなあと思いながら結果だけ眺める。もう決勝に残っているメンバーも随分若くて、私がスタッフをやっていたお笑いライブにエントリー費を払って出てくれていたり、テレビマンだった時にネタ見せにきていたりした人達ばかりになっている。月日が経つのは早い。お笑いが好きで全力で関わって仕事にして、駆け抜けて離れてしまった。あの頃少しでも関わった人たちが幸せだったらいいなあと思うクリスマスイブの夜だった。